barrier free 長寿社会のための住まい作り(相生市のケース)                         
高齢化の度合い  65歳以上の高齢者の割合は急速に進んでいます
6.7%(昭和45年)----->17.9%(平成7年)
国勢調査より
高齢化社会 高齢者を支える労働人口の低下により介護携帯が様変わりする必要が出来てきました

家族で支える老人介護ーー>地域で支える介護
現在の家屋の問題点を考えてみよう 1.座敷がもっとも暖かく過ごしやすい部屋になっているのに、だれも使わない。
2.老人室より子供室が重視されている
3.手摺を付けていない。付けようにも付けられない。
4.和室と洋室に段差が生じている。
5.階段の勾配が急で、手摺もおおきく、つかみにくい。
6.すきま風がこたえる
7.玄関が開きドアで、開閉に力が必要
8.トイレが寒い。段差がある。タイルで滑りやすい。
9.浴槽が深く、立ち上がりが高すぎる、低すぎる
10.浴室内で手摺がないので入るときに滑りやすい
11.ドアノブがまるいので、回しにくい。かたい。
12.段差があるのに、夜は暗い。けつまづきやすい。
13.来客があってもチャイムが聞こえにくい。インターホンまで遠い。すぐに出ていけない。
14.収納の位置が高く、殆ど使えない。
15.座と立の姿勢変更が多く、座れるところが少ない。
16.窓が重い。窓のカギが掛けにくい。
17.防犯に不安がある
18.万一の際の連絡の取り方がわからない。電話が遠い。 
19.介護しようにも、スペースがない。
高齢化社会に対応する家造り 1.耐久性のある家と、融通が利く家
  介護が必要になったり、老人のそばで家人が寝起きしたいようになったばあいには、間取りの変更や壁の取り壊しによる増築が必要になることが多い。建築設計の立場から考えるとこういったばあいには、まず、
  
築が可能な構造かどうか(予算的にも)
  開口して、構造的に問題がないか(柱の移動や撤去)
  採光、換気に大きな影響はないか
などがまず念頭にあがります。在来工法の場合には、まずなんとか補強も現場で行ってokになるケースが殆どです。しかし鉄筋コンクリート造などは予算的にあがりますし場合によっては不可能の判断が出ます。プレハブ住宅(構造認定)では、よほどラッキーなケースでないと判断しかねるというのが現状。開口部だけを柱をとらずに作って増築となることが多いと思います。
現場の大工が判断して出来る範囲はやはり在来に限られます
また、あとで手摺などを付けようとしても付けられないのは、下地補強の入ってないプレハブなどの内壁です。石膏ボードへの強度をもたせる金物も出てきていますが、我々としては不安です。
耐久性については、単純な構造と材質の吟味はもちろんですが結露をさせずに住まうことや、やはり時々建築やさんに見てもらうことも大切です。知らぬまに雨漏れしていて屋根下地が腐り、放っておくと余計にお金がかかるようになったりします。
2.省エネルギーの家
 外壁や天井に断熱材を入れるのは最近では常識になってきていますが一昔前ではまったく入っていませんでした。また外壁の建具にしてもすきま風が多い木製建具や、家の狂いから完全に風を遮断できなくなったサッシまでいろいろなケースがあります。
サッシについては年々音や熱への遮断性能があがってきており、現在は少し前の防音サッシ並の性能を有しています。また断熱性能を高めたペアガラスも最近よく使われるようになりました
3.健康な家
 ホルムアルデヒド(ホルマリン)が各種建材の接着剤に使用された歴史が長く、実際これによりアレルギーを生じたケースが結構あるようにきいています。またじゅうたんや布団などのダニはハウスダストと呼ばれるほこりに生じるアレルギーの原因です。これらを解決するためには建築だけでなく掃除や布団干しなど住まい方から見直す必要があるといえます。
レベル1配慮 歩行機能の衰え−−−手摺の設置、段差解消
足先があがらなくなる傾向にあり、ちょっとした段差が障害になります。またちょっとした動作に手摺が欲しい(楽である)ようになります。安全性を考慮して滑りにくい材質にするなどの配慮はもちろんですが、後々のことを考えてすべての壁に絣が取り付けられるよう下地を入れることが、本当の対応住宅なのです。
段差解消は、傾斜板や床の改造などで対応できます。下水工事にあわせて段差解消をされるお客様もたくさんいらっしゃいます。
また手摺だけでなくベンチや椅子、カウンターの利用などのほか、ベッドを使う、などできるだけ高位置で座ることを考えるべきです。あと最も大切なことは、自分にあった位置に取り付けること
次にドアやドアの取っ手など指先に負担のかからない金物を使うことです。レバーハンドルなどへの交換は簡単に出来ますのでまずはこのへんからはじめましょう。
レベル2配慮 以下  執筆中
この資料は都市整備部発行「長寿社会の住まい作り読本」をリファレンスとして使用し、建築設計の立場から一部補足して書いています。